お知らせ
保護者勉強会2(パンのくずの会)
2学期に引き続き、今年度2回目の保護者勉強会がありました。
前回も紹介しましたが、保護者勉強会では、本園の大事な柱である『モンテッソーリ教育』について一緒に学びながら、保護者のみなさまの子育てのヒントとなるように取り組んでいる自由参加の行事です。
どのような勉強会なのか、主任の古川がご紹介させて頂きます。
前回は 自立 がテーマでしたが、
今回は 自己訂正 がテーマでした。
園長先生が準備した勉強会の内容はこのようなものでした。
①資料
まず資料では、子どもの発達段階を知るために『観察する』(見守る)ことの大切さや自分で間違いに気づく重要性について学びました。
資料を読むだけでなく、園での子どもの事例や園長先生自身の子育ての経験などを交え分かりやすくお話があり、少し緊張していた保護者からも笑みがこぼれたり、大きくうなずいていらっしゃったりと、話を聞きながら思い当たることが沢山あったようです。
②動画
資料で学んだ『自己訂正』について、実際に園の子どもたちの姿を通して、子どもたちがどのように自分で訂正していくのかを動画で見て頂きました。
文章で読むと難しそうな自己訂正も動画で見ると、あぁこういうことか!とよく分かったようで、動画に真剣に見入る保護者の方々の姿が印象的でした。
子どもたちが〝自分で気づく″ことができること、そのための手立てを知らせることが大人の役割であること、関わるタイミングなどを子どもたちの姿を通して知って頂けました。
③やってみよう!
モンテッソーリ教具にも自己訂正できる教具がたくさんあります。
大人がずっとそばにいないと活動できないのではなく、教具が教えてくれるので言葉も必要なく自己活動ができるのです。
そんな自己訂正できる教具を実際に保護者の方に体験して頂きました。
おしごとをすると、一子どもになった気持ちでとっても喜んで活動に参加して下さいました。
あ、ちょっとドキドキされている方もいらっしゃいましたが…笑
モンテッソーリ教育はやはり体験が大切です。
それは大人も同じで体験してみることが1番です。
勉強会を受けた後、保護者の方に感想を頂きましたので少しだけご紹介させて頂きます
●日々さーっと見逃してしまうようなことに気づき、意識を向ける機会を与えていただいているのだなと改めて感謝しました。
●自己訂正のことを知ると、これからの言葉かけが変わってくるなぁと思いました。
●ついつい指示をしたりアドバイス(良かれと思って…)をしてしまいますが、そこは観察…。見守ること、ただただ見守ることの大切さを改めて勉強出来ました!
●もう少し時間に余裕をもたせて、できるだけ自分で取り組めるように環境を整えていこうと思います。
●家ではできないことがあるとすぐに「できない!できない!ママー!」と大騒ぎしてしまうことが多いので、そうなる前につい先走って手や口を出してしまっていたように思います。
●動画の中でも、自分で気づき訂正できた子どもたちの表情をみると自信がついたようなほこらしげな表情をしていたのがとても印象的でした。
などなど、少しは子育てのヒントとなるような勉強会になったようでうれしい限りです。
今後も、モンテッソーリ教育を通して、子どものことをたくさん知って頂き、それを一緒に分かち合い、少しでも子育ての手助けができればと思っています。
でも、その手助けは、実は保護者のためではなく
より良い援助と関わりは子どものため、になるんです。
子どもたちのためなら、できることはやります!
それが私たちのモットーです。笑